VFR750R RC30 30周年


お久しぶりになってしまいました
ブログの更新です(;´∀`)

本日は、HONDA VFR750R(RC30)の
キャブレターの分解清掃、
ジョイントOリングの交換修理です。

このVFRは初年度登録が昭和62年!
かれこれ30年ほど
大切に乗られてきた車両です。

整備前

キャブレター清掃整備後

キャブレター清掃キャブレター清掃

このオーナー様の車両は
発売から半年ほどした頃に
社長が知り合いづてに入荷したもの。

「よく手に入ったな~」と社長

とても貴重な車両なんだそうです。

以下詳しい方の記事をお借りしました。

「RVFのフィロソフィ」

今でも伝説として語り継がれるVFR750R(RC30)。

ー中略ー

このバイクが生まれる事となったのはファクトリーマシンではなく今でも行われている市販車(スーパースポーツ)で行う世界レースSBKがキッカケ。

ホンダはこれまでもRVF750というファクトリーマシンで数々の功績を上げてきていました。しかしこれはファクトリーマシン(HRC製)なのでSBKには参戦できない。そこでRVF750の市販バージョンを作ろうとなったわけです。

ホモロゲマシン(レース前提の市販車)といえばそれまでなんだけど、RC30の場合そのホモロゲの域を越えているから伝説になっているんです。

FRPカウルにチタンコンロッドにクロームモリブデン浸炭鋼製のカムシャフトに専用の360度クランクなど市販車としては有り得ない贅沢の限りを尽くしてるわけですが、こうなるまでの経緯も伝説の一つ。

元々RC30の計画は

「ファクトリーマシンRVFを”模した”市販車」

という計画だった。要するに見た目だけRVFなV4バイクを作れという事です。

ところが開発主査の本多さんが出してくる予算要求が有り得ないほどの高額だった。

これは本多さんが模しただけのRVFを作りたくなかったから。会社の予算や意向を完全に無視したわけです・・・・だから営業サイドの逆鱗に触れる事となりRC30は一度開発にストップが掛けられました。

ー中略ー

それでも諦めきれなかった本多さんは仲間内でこっそり開発を押し進め、見通しが立ったところで当時の本田技研社長だった川本さん(後の本田技研工業四代目社長)をエレベーターで待ち伏せて直訴。

「予算(許可)が下りなくて困ってる」

と、一従業員が社長に直談判したわけです。

本多さんのその熱い思いを聞いた社長は

「それでいい、思うようにやれ」

とRC30のプロジェクトにお墨付きを与えたというわけ。営業サイドは面白くなかったでしょうね。本当にドラマみたいな展開。

社長のお墨付きという武器を手に、終いにはライン生産ではなく全てハンドメイド生産というやりたい放題の結果、148万円という当初の予定の二倍近い高額車になりました。

ただレース側の人間やレースを知る人からすると破格ともいえる車体価格。限定1000台ながらそれを大幅に超える注文が入り抽選となりました。

そしてもう一つ大事なのがレースです。

そもそもRC30はSBK(市販車世界レース)で勝つために作られたのが発端。

結果がどうだったかというと・・・当然ながら優勝。VFR750R/RC30はSBK初代王者ついでに翌1989年の第二回も優勝という戦績を収めました。

そんな伝説だらけのRC30ですが、素人目で見ても分かる技術者の拘りがあります。それはマフラーレイアウト。

この片持ちスイングアームはレースにおいてタイヤ交換をスピーディーに出来るというメリットが有る。でもこれはレースに限っての話。

VFR750Rは(一応)市販車だから関係ないんだけど同じレイアウトをしている。これは実はとっても凄いこと。

何故かというと市販車だから当然ながら厳しい騒音規制がある。測定方法はマフラーのエンドバッフル(排気が出てくる所)から。だからチェーンドライブの場合、チェーンと同じ方向に持ってくるとチェーンのノイズも拾われて騒音が大きくなってしまうからメーカーは先ず絶対と言っていいほど「右出し」にする。

それなのにどうしてRC30は不利な左出しに拘ったのかというと

「左出しにしたほうがプロアームが栄えるから」

・・・そりゃ営業サイドから門前払いを食らうわけですよ。

そんな好き勝手に作られたRC30ですが、何故これほどまで本多さんがRC30に拘ったのか。

単にエンジニアとしての自己満足的を満たす為ではありません。RC30を作るに辺り掲げていたコンセプトがあります。

それは「ワークス(HRC製RVF)に勝てる市販車」

模するどころか再現すら通り越し”勝ちに行く”というコンセプト。

結果としてその狙い通りRC30で参戦するプライベーターたちは年を追う毎に増えていきました。

ー引用 バイクの系譜ー

バイクの系譜

引用が長くなりましたが・・・
開発者の熱い思いが伝わります。

この度、30周年を記念して
記念品が発売されました!

30周年記念

ヘルメットは受注生産で
背面にシリアルナンバーを
印字されています。

キーホルダーも同時に発売されました。

VFR750R

カッコイイですね~!(*゚▽゚*)

ちなみに、この記念品のヘルメット、
受注生産でもう生産受付は
終わってしまっているのですが
当店で一つだけ販売しております!
キーホルダーも販売中です!

もう手に入らないかもしれない
貴重な品ですので
気になる方はお早めにお問い合わせ下さいm(_ _)m

(早い者勝ちなので売却済みの場合はご容赦ください)


 

皆様いつも有難うございますm(_ _)m

最後まで読んで頂いて
ありがとうございました